犬歯ガイド部の天然比較

20年以上もの「顎位」「歯の形態」との関わりを観察してきますと論文などの仮説などより、精緻な「自然対応」をしている事実を多く目にします

歯列を水平面方向から見た場合、 U字形の切歯を中心とした左右両カーブに丁度「犬歯」は位置しています。犬歯の役割として「犬歯ガイド」「グループファンクション」などの「ガイド理論」で説明が成されますが、具体的には、個人でほぼ「上下犬歯の対合位置」が微妙に異なりますし、「犬歯のオーバーバイト・ジェット量」も人それぞれ異なりますし、加えて「顎位が片寄ってる」「摩耗量が増えてゆく」など。

「これまでの理論」だけでは説明できない事象に満ち溢れているのが実際です

左の画像の例では、「犬歯ガイド斜面」を機能的に大別して二通りに分類しています「赤の犬歯ガイド斜面形態」「グリーンの犬歯ガイド斜面形態」それぞれ「対側臼歯部ディスクルージョン作用」に影響します。その「機能差」、臨床で「解析応用」されていますか ?

 

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