口腔内における「硬組織形態」は、重力に対しての「水平面」を基準としますと(頭蓋姿勢は一定基準)、ほぼ「フラット」では無く、大概は「斜面」どうしで咬み合っているものです。(未だこういった視点で科学的検証されて無いのが本当の所だと思います) 歯列彎曲の矢状面での例を挙げますと、上顎前歯部から大臼歯部を連ねた「歯列形態」は「水平」では無く 多くが「前下方」又は「後上方」の「傾斜」をしています。 この為、フラットで高径が変わらない箇所と、「斜面」どうしが咬み合う箇所を分離し、「多様な斜面の物理」について多くのパターンを思考する必要があります。
(下顎は頭蓋での副次的上下運動する為、表現法が複雑ですが「前下方」「後上方」は「仰角」「俯角」という言い換えも出来るかと思います)