こちらの下顎の歯列はおよそ25年前の私自身の模型ですが、ご覧のように左右両側第2小臼歯が欠損した状態で並んでおります。実体験として自身の身体考察してきますとこの「歯並び形態」における欠点が多く分かってきます(考察の詳細はいづれ別記事で投稿いたします) 例えば、わたしの場合は第2小臼歯がありませんので、当然標準位置とは異なり、第1小臼歯や第1大臼歯など位置が「遠心位」や「近心位」に移動しております(およそ6mm範囲) この移動量によって何が変わるか ? と先に答えをも申しますと「咬頭嵌合位による顎位」「咬合高径」「ガイドとディスクルージョンの動態」「安静位と咬頭嵌合位との移動量」「安静位や咬頭嵌合位における顎の偏位」等、現在状態の把握が困難なほとんどの疑問を網羅しています。(こちらも詳細はいづれ投稿いたします) これら要因をひとつ挙げますと、私の場合、下顎第1小臼歯 第1大臼歯 などの位置が標準の位置と異なるため、下顎歯列の「歯並びの形態」も正常とは異なっています。それが要因でした。ほんの僅かな1mm~2.5mm程度の「形態的特徴」によって「顎の位置」がこれほど影響する事を身を持って体験しました。
「咬合」「顎位」「咬み合わせ」などを診断する際には、現実的な3次元的 左右非対称(アシンメトリー) の診断が可能となり、且つ、その影響のデータを集めることが医療として行うには最優先かなと、体験者である私は思います。