上顎と下顎歯列彎曲の比較

歯科施設において「口腔内」の形態を解析する際に、レントゲン・MRI・CT などの機器に加え、最近ではCADなどで歯牙・歯列などの「3D形態」を取り込み解析が出来るようになってきました。

ただし、この「歯列形態」「歯列彎曲形態」特徴解析の詳細を掘り下げますと、ソフトウェアの部分 (解析データの入力) などはまだまだ発展途上との感想を私は持っています

実は「複雑な形態どうし」である「硬組織の咬み合い」から生まれる「咬合高径」というのはシンプルな理論では無く「解析が複雑」な特徴が多数観られ、所謂「上下の咬み合い」から発生する「上下顎の左右非対称形態の差異」「咬合高径の微小な差異」「咬合の微小なズレ」などは、現在 (2019年) でもデータとして未だプログラミング出来ない事項だと、私は理解しています。(言わば、熟練・鍛錬された人の判断能力の範疇に入る)

私の場合は20年以上前から、矯正などの判断材料に使われる頭蓋骨・顎骨など基準とした「比較法」では無く、別の基準を用いて、この様な「微小な左右歯列彎曲の左右非対称から発生する接触の動態」を比較できる方法で観察を続けてまいりました。(義歯制作時も、歯冠修復物制作時も全て同じ基準を用いて解析)

現在一般的には、これらを精確に解析する「視点」にもまだなっておりません。

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