古代の方の歯牙と歯列

 

こちらは上野の国立科学博物館で撮影させて頂きました、古代の方の下顎歯列のモデルです。上から、80万年前、150万年前、170万年前、190万年前、350万年前 の方のものです。

現在、西暦2000年程度と考えますと、80万年前では2000年を400回繰り返し「時を経て」来たことになります。

想像もつかない時間の経過ですが、「祖先」ともいえるこの方々から学ばせてもらいますと、190万年前・350万年前「小臼歯」は、現代人よりも一回り 二回りも大きいことが分かります。その後、170万年前・150万年前・80万年前 と時 (とき) の経過につれて この「小臼歯」の大きさは小さくなり、現代人の大きさに近づいている事は注目に値します。

「姿勢」「食事の違い」など、時の経過による「歯牙のメタモルフォーゼ」ライフワークとしていづれ比較研究出来れば思います。

PAGE TOP