こちらの画像は、上下の「形態」を舌側から (冠状面) 観察したものです。
最近はデータ画像で解析する機器も発展して来ている為、「歯列形態」を正確に判断している様に思えてしまいますが、実は「歯列彎曲」どうしが「触れ合う・咬み合う」場合の「接触・空隙」(ガイド。ディスクルージョン) の実態が分かっておりませんので、「動態」として見た場合のシミュレートも不十分だと言うのが現在です。(プログラミングも出来ません)
例えば、「顎関節部」の加齢による変化は現在データ入力出来ませんので、加齢による微細な「高径変化」は把握されていませんし、「顎の片寄るメカニズム」も把握されていません。当然、少しお口を開けた状態で、どこかしらで「歯が接触」している可能性がある「加齢による安静位置の変化」も予測すら出来ないのが現シミュレートの現状なのです。
まず基本は、これら「歯列形態」の、共通認識可能な「形態解析」から始めなければなりません。