こちらは、下顎切歯の限界運動路を現わした「ポッセルトの図形」を、私の人体実験を踏まえて3次元に改変したものです。
「歯の接触」「顎位」「高径の変化」など全てに関連しますので、歯が接触している「咬頭嵌合位から」 前方・後下方・右側・右側咀嚼回転・左側・左側咀嚼回転・「安静位開口位」 など下顎の運動7方向 全歯牙を把握する必要があります。
加えて「接触から非接触」「非接触から接触」などの転換する瞬間が全歯牙にわたって発生しています。
全て、「顎の片寄り」及び「歯牙異常接触癖」などの重要な解析事項となります。
咀嚼筋及び口腔周囲を取り囲むさまざまな各筋肉・腱 等、三叉神経深部覚 (固有感覚) の信号が中枢神経系に伝わり、運動系へも反射的に関連するとても貴重な「情報源」です。